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小田原式典総合ホール コラム
作成日:2020/03/17 最終更新日:2023/10/16

お彼岸やお盆にお墓参りするのはなぜ?

 

みなさん、こんにちは。小田原式典総合ホールの永田 彩乃です。
例年に比べて少し早い気もしますが、近所のがぼちぼち咲き始めています。
品種によってはもう咲き終わってしまったと聞きました。
年が明けてからもう2ヶ月が過ぎてしまったのかと思うと
少し寂しいような、何かし忘れたことがあるような気持ちになるのは私だけでしょうか

ところでみなさんお彼岸にはお墓参りに行ったりしましたか
春のお彼岸は春分の日を中日にした前後3日間を合わせた7日間です。
ですので今年の春のお彼岸は3月17日から23日でした。
ちなみに秋のお彼岸は秋分の日を中日として前後3日間を合わせた7日間です。
秋のお彼岸は9月19日から25日ということになりますね。

お彼岸やお盆にお墓参りに行く習慣がある方もいらっしゃるかと思いますが、
なぜでしょうか
お盆と同じようにご先祖様が帰ってくると思っている方が身近にいたので
お彼岸について紹介します。

お彼岸とは
「彼岸」という言葉は仏教の言葉であり、
「煩悩を脱した悟りの境地」のことを指しています。
「煩悩」とは「心身を悩ませ、乱し、煩わせ、悟りの境地を妨げるあらゆる精神作用」のことです。
三途の川を挟んで私達の住む世界を「此岸」仏様の住む世界を「彼岸」と言います。
彼岸は煩悩のない悟りの世界であり、極楽浄土だと言われています。
ここは西の方にあると言われています。
また、お彼岸という言葉には、数々の煩悩に打ち勝ち、悟りの境地に達することができるように、
仏道の修行を積む期間という意味合いもあるそうです。
普段から仏道の修行を行っていない人も、彼岸の期間になると、
煩悩を払うために西に沈む太陽に祈りを捧げていたようです。
通常、春分の日と秋分の日の中日は、太陽が真東から出て真西に沈みます。
よって、この日に沈む太陽を拝むことは西にある極楽浄土に向かって拝むことになるのだ
と言われています。
ただ、私達が普段「お彼岸」と言っているのは仏教修行のことではなく
彼岸会の法要やお墓参りのことだと思います。

お彼岸の由来
言葉の由来はサンスクリット語の「パーラミター(波羅蜜多)」の漢訳
「到彼岸」を略した言葉だと言われています。
パーラミターとい言葉の意味は「完成する」「成就する」です。
その意味が転じて仏教の修行において達成されるべきものであるという意味合いになってきました。
煩悩や苦しみや欲から逃れ自由になることが悟りの境地に達することが
仏教におけるパーラミターです。

お彼岸のお墓参り
「お彼岸」について調べると実はお墓参りについては全く出てきません。
お彼岸にお墓参りをする習慣があるのは
仏教徒のなかでも日本独特のものだと言われています。
本来の仏教にはありませんが、お彼岸の期間になると、
日本では宗派は問わず各寺院で彼岸会の法要が行われます。
この彼岸会は、平安時代の中頃に始まったとされています。
これは浄土思想の影響を強く受けています。
浄土思想では極楽浄土ははるか西のかなたにあると考えられているため、
太陽が真東からのぼって真西に沈んでいく春分の日と秋分の日は
我々の世界である此岸と仏様の世界である彼岸が、最も近く通じやすくなる日である
と理解されるようになりました。
そのうちにその日にご先祖様だけでなく自分自身も西のかなたの極楽浄土へ到達することができ、
またご先祖様への思いも最も通じやすくなるのではないかという思想が生まれ、
お彼岸にはご先祖様の供養のためにお墓参りをするという行事が定着していったようです。
また、日本には仏教が入る前からご先祖様や自然を崇拝する文化がありました。
その思想が仏教と結びついたのかもしれません。

いかがでしたでしょうか
お彼岸の意味を知ると今までのお彼岸のお墓参りとは
違った言葉をご先祖様に掛けたくなりますよね。

さて、小田原式典総合ホールでは
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