金属加工の職人として常に誇りを持ってお客様のために尽力し、仕事にも趣味にも全力投球だった最愛の主人。大型バイクの運転が特に好きで、愛車のハーレーの後部座席に私を乗せ、白馬や軽井沢、千葉方面まで遠出したこともありました。ハーレーでの旅は2人だけの日帰り旅行でしたが、時には2匹の愛犬も一緒に連れて、車中泊をしながら日本海から東北方面まで巡ったことも楽しかった思い出の一つとなっています。評判のパンを購入するという目的だけで那須高原まで日帰りで行った際も、2匹の愛犬はまるで行くことが当たり前というような表情で同行していました。
主人が心筋梗塞に襲われ、突然倒れたのは仕事中のこと。その日は体調が思わしくなく、周囲から休むように勧められていましたが、自分にしか務まらない現場仕事という責任感で、少し無理をしてしまったのかもしれません。救急搬送され、手術後も血圧が上がらずに57歳で急逝しました。
義父の葬儀でお世話になり、その時のスタッフの対応が抜群だったことを義母から聞いておりましたので、主人の葬儀もサン・ライフへお願いすることにしました。本当に突然の出来事で、心の整理ができない私たちに対し、サン・ライフのスタッフの皆さんは誠心誠意を尽くし、しっかりと支えてくれました。打合せ担当の岩下さんは、こちらが気づかない些細な事にまで気を配ってくれ、親身に相談に乗ってくれました。「愛車のハーレーを皆さんに見てもらいましょう」という岩下さんからの提案には思わず感激。実際に会場内に展示されたハーレーを見て、主人の趣味を知る人たちも喜んでいました。手術の影響もあり、生前同様の自然な姿にしてくれるエンバーミングを依頼。その際に主人を迎えに来てくれたのが、偶然にも以前義父の葬儀を担当してくれた井澤さんでした。井澤さんと再会した義母は「運命の出会い」と感動の声を上げ、「この人になら全て任せても大丈夫」と、すっかり安心した様子でした。
コロナ禍の真っ只中ではありましたが、主人の仕事関係を中心に50名ほどの方々が会葬してくださいました。何の問題もなく通夜・告別式を終えることができたのはスタッフの皆さんによる徹底した感染症対策のおかげと感謝しています。特に評判が高かったのは通夜料理で、全種類の料理をおかわりした方もいらっしゃったようです。突然の別れで食欲がなかった私も、周囲に勧められるまま料理を口にしたのですが、想像していた以上に美味しく、思わず箸も進んでしまいました。また、ご会葬していただいた皆様にお配りしたお礼状は、私がお話しした内容をプロのライターがステキな文章にまとめてくださり、主人のことをあまり知らなかった私の友人にも、生前の人となりをしっかり伝えることができました。
義父の葬儀に続き、主人の葬儀も担当してくれた井澤さんの対応は、まさにプロフェッショナルといっても過言ではありません。私も義母も、そして、何度かお会いするうちになついてしまった我が家の愛犬も井澤さんには終始甘えてばかり。主人の素晴らしい旅立ちを実現させてくれて本当にありがとうございました。
